ソーシャルデザイン実践ガイド 地域の課題を解決する7つのステップを読んで
地域の課題
校区に学童がなかったのが、地域の課題でしたが地域のボランティアさんの見守りから始まり、行政の補助金をもらいながら支援員さんを雇用して何とか運営できるようになりました。
しかし、登録児童の月謝以外に自主財源もなく、利用者数の減少による財政状況の悪化でいつまで学童を自分たち運営していけるか難しい状況です。
指宿市山川福元区では他にも地域の課題を多数解決していますが、若い人も少なく、地域の活動が増えることによって拘束時間が増え、出費も増えている現状があります。
やりたいことならば続きますが、地域の課題だから続けるべきことをボランティアで行っていれば疲弊していきますし、出費も増えていくのがどうしたものかと考えています。
そこで、自主財源を確保することが必要だと考えています。
NPO法人をつくる。もしくは定款がある任意団体をつくることによって使える補助金もいろいろあります。もしくは、クラウドファンディングでスタートアップの資金を集め、自主財源確保のためにサービスもしくは商品を販売する必要があります。
いっしょに活動している仲間はたくさんいますが、活動を継続していくためにモチベーションも必要だとかんがえていたところ、図書館で面白い本に出合いました。
社会課題を鬱蒼とした森と見て道づくり(課題解決)に何が必要かと書いてある本です。
指宿市山川福元区ではモデル地区となりコミュニティ事業を行政とともにすすめてきたので、課題は明確にしてあります。
課題解決が一部のマンパワーに頼っている現状が次の課題だと私は考えています。
なので、この本の第1章森を知る~声を聞くまでは飛ばして
第3章の地図を描くから 内容をまとめていきます。
と思ったのですが、マップの書き方は違いますが、福元はしているのでここも飛ばして
第5章 仲間をつくる
がいっしょに動くメンバーの役割分担、私たちに足りていないものがわかりやすかったのでまとめます。
現場監督(ディレクター)
プロジェクトリーダー。最大の役割は仲間のモチベーションのデザイン。ソーシャルデザインのプロジェクトでは、金銭報酬以上の社会的意義、やりがい、仲間意識などの精神的・社会的モチベーションが大切。いっしょに動く仲間、資金援助してくれる仲間を含め。参加したい動機、得られる幸せ、満足を設計する。
調査技師(エスノグラファー)
地域の課題を明確にするために観察やインタビューで力を発揮する人材。
ここは、福元区の場合、指宿市の市民協働課 パートナーシップ推進係が行ってくれた。
職人(クリエイター)
手や体を動かして何かをつくることが好きな人が必要。観察結果をイラストで表現したり、段ボールで試作をつくったり、ワークショップをもりあげたり、他のメンバーの創造性を刺激する人。
触媒役(カタリスト)
ファシリテーターの最適な人
必要としている新しい人材を探してきたり、ムーブメントをしかけたり、活動を広げていく役割。
誰がこの役をする!ってわけではなくて、誰もがどの役もできなくてはいけない。各領域の専門家はいても一人で何役もこなさなくてはならない。
現在の活動では、クリエイターが足りていないと感じます。
カタリストも足りていないと思ってましたが、最近加入したメンバーたちがよくしてくれています。
自分自身の能力も全然足りていないですね。ディレクターとしての能力は多少、発揮しているのでNPO法人にも参加するって言ってくれているのでしょうが、クリエイターとしては、イラスト、段ボールでの試作は全くできていないですね。絵も字も下手くそなので、パソコンばかりです。なので、イラストレーターなどでささっとイラスト表現できるようにならないといけないですね。
話がとっちらかってしまいましたが、課題解決、活動を継続するための自主財源確保。そのために行う事業のスタートアップ資金をクラウドファンディングで集めないといけない。
そのためには、人に伝える力。発信力が必要になってくるなと考えています。
福元では人の好さが地域資源だと思います。それで、まわっていますが、かつおぶしなどの水産加工品、芋、オクラなどの農産物などの地域資源をいかして資金を調達していかないといけないですね。
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